ブックレビュー > 外国人作家 > レベッカ・ウインターズ
私的好み度は…★＝う〜ん、いまいち…/★★＝まあまあかな/★★★＝大好き！
| ハーレクイン・イマージュ |
■ プリンスの花嫁 ツイン・ブライド１ (I-1662) （
発売日：2004.02 ヒーロー：ニコ・テスコッティ【機械エンジニア】 女優志望の双子の姉アンの頼みを聞いたコーリは唖然とした。アンは“王子様と結婚したいのはだれ”と言うコンテストに参加し、見事ヨーロッパの王子の心と婚約指輪を射止めたという。だがその直後に映画の大役に抜擢されたアンは急遽撮影に参加する事になった為、彼女の代わりに王子に会って断ってきてほしいとコーリに頼みに来たのだ。呆れながらも姉の頼みを断りきれず、イタリア・トリノへ降り立ったコーリを迎えたのは王子本人ではなく、危険な雰囲気を漂わせる王子の側近ニコだった。彼はコーリの言葉を信じず… ※感想※「王子との結婚」の真相がなんでそんな手の込んだ事を…って言いたくなる様な感じなんだけど、まぁそれを抜きにすれば普通の（？）便宜結婚物。主役二人の共通の趣味（ヒーローにとっては仕事だが）であるバイクがキーポイントですかね〜。ヒーローの隙をみてバイクを奪って逃げるヒロインって場面を読んでて妙にスッキリしたのは私だけ？（笑）。この二人のその後はヒロイン姉が主役の『プレイボーイの花嫁』にも出てきます。 |
■ プレイボーイの花嫁 ツイン・ブライド２ (I-1668) （
発売日：2004.03 ヒーロー：ライリー・ギャロウ【ハリウッドのスタントマン】 「きみはもう２８歳で、女優としての峠は越している」とエージェントから批評されたアンは今後の人生の岐路に立たされた。悩んだアンは双子の妹コーリの住むイタリア・トリノへ向かった。愛する夫と幸せな生活を送るコーリの傍で、安らぎを感じながらも自分もコーリの様な幸せを手に入れたいと望んでいる事に気づくが、脳裏に思い浮かぶのはプレイボーイと名高い男性の顔、彼の一夜限りの恋人になる事を拒否したアンの前から去り、二度と戻ってこなかったライリー・ギャロウの顔だった。その彼が今目の前に立っている。義弟が代表を務めるレーシング・チームの新しいレーサーとして… ※感想※初対面から互いに惹かれあってるのに、それぞれの事情から素直になれない二人…なのはわかるんだけど、ヒーローが無理やり（…そうでもない？）結婚に持ち込む理由がちょっと希薄な気がする。ヒロインは「彼は私の体だけが目的で、すぐに情熱が冷めてしまう」って悩んでるけど、読んでてあまりそういう感じはしないんだよねぇ。――というか１作目の方が好みだったんで、余計にこっちの本の評価が辛くなってるのかも（−−；前作主役二人がかなりの頻度で出てくるのは嬉しかったんだけどな〜、むむ…（悩） |
■ 禁断の恋人 (I-1704) （
発売日：2004.09 ヒーロー：ザック・サドラー【建築会社経営】 在宅看護を専門にしている看護婦のミシェルは、義姉の血の繋がらない弟で、建築現場で怪我をしたザックの様子を見に来て欲しいという義姉の頼みを受けて兄夫婦の家へやって来た。互いに早く両親を亡くした兄夫婦はミシェルとザックを引き取り、長い間家族として一緒に暮らしていた。だがミシェルがザックに会うのは２年ぶりだ。久しぶりに会った彼の姿にミシェルは思わず息を飲んだ。大人の男性となったザックに惹かれる気持ちを抑えきれないミシェルに、彼は自宅へ来て付き添い看護をして欲しいと言ってきた。彼の頼みを断りきれず看護を引き受けたミシェルだが… ※感想※ヒロイン３５歳、ヒーロー２８歳でヒロインは夫を病気で亡くしてます。子供の頃からヒロインを思っていたヒーローの純愛物だよなぁ、この話。ヒーローの気持ちも態度も終始一貫してるので、ポイントはヒロイン側の心のゆれ。病の所為で心を閉ざしてしまった夫との関係に打ちのめされていた自分を葬儀の時に慰めてくれたヒーローに魅かれてしまったという夫に対する罪悪感と、彼にはもっと若い女性の方が似合ってるという思い込み？でがんじがらめになっちゃってるヒロインが引き気味でもどかしい〜（＞＜） |
■ 突然のプリンセス 王宮の恋人たち１ (I-2053) （
発売日：2009.10 ヒーロー：ルッカ・ウンベルト・スキャパレリ・ヴィットーリオ五世【カステルマーレ公国皇太子】 ハリウッド女優だった母キャスリンが突然の死を遂げてから５ヶ月、アレックスは窮地に陥っていた。母が残した莫大な借金を返す最後の手段として母のダイヤモンドを売る事にかけていたのに、それらが全て偽物だと判明したのだ。動揺した彼女は鑑定士に食ってかかり、店のオーナーを呼ぶ様迫るが、そこに現れたのは警備員らしき一人の男性。アレックスの事情を聞いた彼は、自分はカステルマーレ公国の皇太子ルッカだと名乗り、とんでもない提案を持ちかけて… ※感想※この話思いっきり私のツボを突いてました〜（＞▽＜）。いや話自体は偽装…というか契約結婚もの？なんだけどさ、この二人どうみても最初っから両想いなんだよね。それなのにヒロインに結婚を承諾してもらうために交わした会話で他に恋人がいる様な事を匂わしちゃったものだから、ヒーローの苦悩が始まるのです（←嬉しそう…）。読んでる方はそれが方便だと知ってるからじれったくてもうっ！（笑） |
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