■ コドランの恋歌 [2008/05 刊]

夜中に家を抜け出した弟の後を追った11歳のルシアは、荒れ野で剣を持った戦士達が殺し合う幻を見た。恐怖に慄く彼女を救ったのは誰とも知れぬ男の声。その晩彼女は夢を見た――長い長い夢を。 族長の娘に生まれながら父に疎まれて育った美しい少女グンヒルド。村から出る為ランドルップの交易商人アーケスティル一行を追いかけた彼女は、アーケスティルが仲間に裏切られて殺されるのを目撃してしまう。半年後、アーケスティルの死に対する報復と称して襲撃してきたランドルップから逃れようと森へ入ったグンヒルドは、一人の戦士に囚われてしまう。彼はアーケスティルの弟アスヴェルンだった…。
※感想※ 本編主人公ルシアとオレグの前世の話。敵対関係にある筈なのに惹かれ合う、ある意味『ロミオとジュリエット』的な話です。個人的には本編よりこっちの方が好みかも〜(*^^*)欲を言えばもうちょっと色々掘り下げて欲しかった様な気もするけどな〜それぞれの一族内での人間関係とか。読み切り1冊では無理か〜そもそも外伝だしねぇ(笑) |