| 筆跡鑑定人シリーズ／宝島社文庫 |
■ 筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。 [2015/10 刊]
亡くなった祖父の書斎から見つかった古いラブレターの宛先は祖母とは違う女性だった。仲睦まじく、自らの理想でもあった祖父母に他の女性がいた筈がない！元気のない祖母を見かねた美咲は手紙の筆跡鑑定をしようと思い立つが、プロに頼むには先立つものがなく、その能力も頼んでみなければ判らないという。そんな時、同じ大学に通う東雲清一郎が筆跡鑑定できると知った美咲は、何とか彼に手紙の鑑定をしてもらおうと話しかけるが、すげなく断られてしまう。それでもあきらめきれない美咲は、なんとか清一郎に依頼を引き受けてもらおうと知恵を絞るが…？ ※感想※天才的な書の才能を持ちながら滅多に書を書く事もなく他人の書を見る事もない、ちょっと変わった青年・東雲清一郎が嫌々ながらも巻き込まれて、その筆跡から書いた人間の気持ちや性格などを読み解いていく連作短編ミステリです。……が、事件っぽいのは最後の話だけかな〜（＾＾； たまたま本屋で目立つところにあったので手に取ったシリーズなんだけど、う〜んミステリとしては物足りないけどライトノベルとしては面白いって感じですかね（笑）。ヒロイン（？）の美咲は人が良すぎるというか、危機感足りなすぎ？なタイプで個人的にはあまり…（−−； 清一郎が書を書かない理由もまだ何か裏がありそうなので続きに期待します。 |
|
■ 鎌倉の猫は手紙を運ぶ [2016/06 刊]
|
| 作品リストに戻る |
 |
こちらをクリックしてトップページへ⇒
