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三宮ワケあり不動産調査簿/富士見L文庫
■ 三宮ワケあり不動産調査簿 賃貸マンション、怪談つき [2015/10 刊]

 大学進学で田舎から神戸に出てきた高比良茅夏(たかひら・ちか)は、一回り年の離れた兄・陸生(りくお)のマンションに下宿する事になった。部屋代、光熱費なし、食費付きの好物件…だが兄の経営する不動産事務所で雑用のアルバイトをするという条件付き。この「高比良不動産鑑定事務所」の看板には何故か「不動産」の前に「特殊」と書いたシールが貼られている。どうやらこの事務所、正規の不動産鑑定以外に曰く付き物件の調査もしている様で…。
 そんなある日、茅夏は事務所に入り浸る青年・颯(そう)と共に怪奇現象の噂のある物件に調査に行く羽目になってしまい――。

※感想※
同作者の『ぼんくら陰陽師の鬼嫁』からの繋がりで読んでみました。ま、直接的に同じ人物が出てくるとかではないみたいだけども。最初はオカルト現象を信じない颯がそれぞれの現象を科学的観点…というか屁理屈というかで論破していく話なのか?でもそれだと実家が神社とか陰陽師の友人とか意味ないよね〜と軽い気持ちで読んでたらがっつりオカルトだったという…(怯) エレベーターの小窓の隙間から覗き込む謎の女とかメチャクチャ怖いって!思わず想像しちゃったわ。うちマンションでなくてよかった(←そこ?) 後半の話も読んでる間にゾッとしたし…田舎にいくと結構同じ様な環境ありそうだしな〜。
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