ブックレビュー > 外国人作家 > ダイアナ・パーマー
発売日:2001.7私的好み度:★★★
最愛の父親が亡くなり、一人ぼっちになってしまったダナは、父の遺言書の内容を知り愕然とした。ダナが1ヶ月以内に隣人のハンクと結婚しなければ牧場を相続する事はできないというのだ。ダナは少女の頃からハンクに恋をしていたが、彼は未だに出て行った前妻を想い続けている。案の定遺言書を目にした彼は怒り狂ったが、近く夫と共に訪ねてくる前妻の目を誤魔化す為にダナとの書類上だけの結婚を提案し…。
発売日:2001.10
自分の操縦する飛行機の事故で婚約者を亡くして3年、ガイは女性と付き合う事にやや臆病になっていた。あれ以来飛行機の操縦もせず、カウボーイとして働いているが、昔の友人と再会して以来週末になると飲み歩く日々を送っている。そんなある日、デンバーからやってくる牛肉会社の宣伝係に牧場を案内する役目をボスから命じられた。渋々引き受けた彼だったがやって来たキャンディスを見て動揺する。彼女は何処か亡くなった婚約者を思い出させる女性だった――。
牛肉価格の下落、異常気象など只でさえ最近悩みが多いというのに今度は隣の土地でサマーキャンプだと!?ルークは隣りの土地が知らぬ間によそ者に売られキャンプ地に変わった事に憤っていた。案の定キャンプの初日には彼の牧場のフェンスの鍵が壊され牛が道路に出てしまうという事態が発生。鍵を増やした直後にまたしてもフェンスが開けられた事で我慢の限界に達したルークはキャンプの責任者に怒鳴り込んだ。
またしても姿をくらませた母タンジーの行方を捜していたクリスは、レストランで記者だと名乗る女性に声をかけられた。彼女によると最近のタブロイド紙はタンジーとイギリスの上院議員との不倫の話題で持ちきりだという。記者たちに嫌悪感を抱くクリスは、何とかしてタンジーにインタビューをしたいというデラを批難するが、彼女から件の上院議員が遺体で発見され、母がその第一容疑者だと知らされ――。
発売日:2001.11私的好み度:★★★
過去の事件を探り出そうとしている記者が自分を捜している――そう知ったレスリーは外見をできるだけ変え、友人エドを頼ってジェイコブズビルに引っ越してきた。エドの従兄弟マットが経営する会社に秘書として雇ってもらえる事になり、彼の牧場を訪れたレスリーは近寄ってきた男に冷たい目で見られた事に怯え、逃げようとして落馬してしまう。一方マットは自分を見て怯える彼女に苛立ちを感じ…。
発売日:2003.6私的好み度:★★★
ヒューストンに住むメレディスは友人に誘われて行ったハロウィンパーティーの大騒ぎに辟易して先に帰ろうと抜け出した。家へ帰る途中、2人組の男が1人の男性を襲っているのが目に入る。大声を出して強盗を追い払ったものの、男性は頭を殴られ脳震盪を起こしているらしい。急いで救急車を呼び、その男性レオ・ハートの家族へ電話をした後、病院で付き添っていた彼女の前にレオの弟レイが現れる。だがレイはメレディスの服装から彼女を売春婦だと誤解し、兄を襲った犯人として彼女を警察に逮捕させたのだ!その後、容疑は誤解だと証明され家へ戻ったメレディスだったが、兄の財布と携帯電話を取り戻しに彼女の家を訪れたレイの前に現れた彼女は顔に酷い怪我を負っていて…。
発売日:2003.12私的好み度:★★★
ジャニーは長い間父の友人でもあるレオに想いを寄せていたが、彼には一向に相手にしてもらえない。恥かしいのを抑えて誘惑をしてみても反応なし。苦手な料理も特訓したというのに食事に来る約束も理由をつけて断られてしまった。「料理もできないジャニーはこぎれいに着飾っているだけの女性だ」と彼が言うのを聞いたという親友マリリーの助言を受けて馬に乗ったり牛の世話もしてみたが、それもこれも彼に見てもらえなければ意味がない。一方レオはマリリーからジャニーがレオと婚約間近だと言いふらしていると聞き、ジャニーから距離を置こうと決めた。それがマリリーの策略だとも気づかずに。しかもその事でジャニーを批判している所をジャニーに聞かれてしまい――。
発売日:2004.11私的好み度:★★
ジョディは十代の頃から隣人のアレクサンダーに片思いをしていたが、彼には恋愛対象と見て貰うどころか嫌われているらしい。ある日コッブ家のパーティーで手持ち無沙汰なあまりシャンパンを飲みすぎてしまったジョディは、酔った勢いでアレクサンダーをベッドに誘い、彼に手酷くはねつけられてしまった。その晩、後片付けをしようと起き出した彼女の耳に彼が自分を罵倒する声が聞こえてくる。「彼女を二度と僕に近づけるな」と彼が妹に言った言葉に深く傷付いたジョディは、急いでコッブ家を去った。だが2週間後、ジョディの元にアレクサンダーが現れる。囮捜査のカモフラージュに彼の恋人の振りをして欲しいという彼にジョディは…。
発売日:2005.3私的好み度:★★
父が亡くなって数週間しか経たないのに私達の家と土地を開発業者に売ろうとしているなんて!義母と不動産業者との話を立ち聞きしたリビーはあまりの事にショックを受けた。父は9ヶ月前に再婚したジャネットに夢中で遺産を全て彼女に遺し、リビーと兄のカートには何一つ遺してくれなかった。だがこの土地を売る事だけは阻止しなければ!そう決意した彼女は隣人のジョーダンに相談をもちかけた。ジョーダンはリビーを励まし彼女たち兄弟の力になってくれた。彼に憧れていたリビーは更に想いを募らせるが、彼はメリル上院議員の娘と付き合い始め――。
発売日:2005.7私的好み度:★★
伯父が遺してくれた牧場を引継ぎ、順調に規模を拡大してきたジョン。更に牧場を繁栄させるには家畜を無事に届ける為の鉄道の支線をテキサスまで引く必要がある。そう考えた彼はちょうど町にやってきている鉄道王テランス・コルビーへ会いに行く事を決めた。テランスには魅力のない、未婚の娘がいるらしい。支線を手に入れるために彼女と結婚しよう。首尾よくテランスの部屋へ通されたジョンはそこにいた女性を見て驚いた。先ほどホテルの前のぬかるみで転んだ娘じゃないか!ジョンはそれがテランスの娘エレンだと知って喜ぶが、エレンは彼を睨みつけた。彼女はジョンが友人との会話で「彼女は魅力がない」と言ったのを聞いてしまっていたのだ。