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発売日：1997.11
私的好み度：★

学生時代ベサニーは、留学していたアラブの国の王子と知り合った。たがいに惹かれ、王子ラズルはついにベサニーを強く求めた。しかし、文化が違いすぎてベサニーは拒否し、王子は去った。だが、二年後、仕事でアラブに派遣された彼女は、到着早々ダタール国の宮殿に連れて行かれて驚いた。この出張は、ラズルの差し金だったのだ。

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発売日：1998.2
私的好み度：★★

クレアは四歳の時フレッチャー家の養女になったが、六年後に養父母が事故で他界すると、義理の祖父アダムに引き取られた。吝嗇なアダムはクレアをろくに学校へも行かせず、無給のメイド兼看護婦としてこき使った。しかし、アダムが長患いの末に亡くなり、遺言が読み上げられた時、クレアは愕然とした。いとこの１人と結婚するという条件付きで全財産が彼女に譲られるのだ。長年、彼に尽くしてきた使用人の老夫婦には何も遺されていない。このままでは老夫婦が路頭に迷ってしまう。クレアは悩んだ挙句、いとこの一人デインに思いきって結婚を申し込む。

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発売日：1998.3
私的好み度：★★

別れた夫アレックスの元への訪問から帰って来た息子ニッキーを迎えに行ったケリーは、空港からの帰り道、車の事故を起こしてしまう。意識不明のまま病院へ担ぎ込まれた彼女が目を覚ました時、傍にはアレックスの姿があった。二人は４年前、ケリーが姉の家で他の男性とベットにいる所をアレックスに見られた事件がもとで離婚したのだ。酔っていたケリーにはその時の記憶は殆んどないが、彼女は罪の意識をもち続けていた。そんなケリーが退院した時、アレックスが現れニッキーの為に再び彼女と結婚すると言いだした。応じなければ離婚の真相を彼女の両親にばらすと脅迫めいた言葉を添えて――。

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発売日：1998.5
私的好み度：★★★

母の死後、施設と複数の里親の家を転々として育ったロージィは、４ヶ月前実の父アントンに発見され、生まれて初めて父親の愛を実感して過ごしていたが、アントンが心臓発作で急死。悲しみに暮れるロージィの前にアントンの養子コンスタンティンが現れた。アントンが残した遺言書により、彼の遺産はコンスタンティンに遺される。但し彼がロージィと結婚するという条件付きで。彼に魅力を感じるロージィだが、そんな理由で結婚する訳にはいかない。しかも彼はロージィの事をアントンの愛人だと思い込んでいるのだから。

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発売日：1998.7
私的好み度：★

仕事中に伝言を受け取り、急いで家に帰ったサラが見たものはいとこのアントニアと自分の婚約者がベッドにいる姿だった。未婚の母から生まれ、母が亡き後おば夫婦に引き取られて育ったサラは、大切にしていた物を全てアントニアに奪われてきた。こともあろうに婚約者まで。ショックを受けたサラは、珍しく優しい言葉をかけてくれた上司のアレックスの胸に身を預けてしまった。今までずるい女たらしと嫌っていたアレックスに――。

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発売日：1998.9
私的好み度：★★★

モリーは挙式した夜にショルトの家を出た。結婚した当日だというのに、ショルトは泣きすがるモリーを振り切り、パンドラの元へと行ってしまったのだ。翌朝ショルトはパンドラの家から出て来る所をスクープされて大騒動となり、そのまま結婚は解消。そして４年後、二人は再会し、一夜を共にしてしまう。彼の心はまだパンドラの物だというのに――。

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発売日：1998.10
私的好み度：★

キティは８年ぶりに故郷に戻ってきた。祖母が亡くなった事を１ヶ月も経ってから知らされた事で同居人のグラントと仲違いし、ロンドンのアパートメントを出てきた彼女は、墓地の入口でジェイク・タラントと再会した。キティの祖父母はタラント家の小作人であり、キティは幼い頃からジェイクに憧れを抱いていた。ところが初めて一夜を過ごした後、彼の態度は急変した。キティは彼の子供を妊娠した事を告げられないまま、祖父母に家から追い出されたのだ。

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発売日：1998.11
私的好み度：★★

アンジーは少女の頃から父が執事として仕える屋敷の後継者レオへの恋心を募らせていた。だがアンジーが１７歳の時、レオは他の女性と結婚し娘も生まれた。（彼は既に人の夫なのだから…）と諦めかけていたアンジーだったが、レオの妻子が交通事故で亡くなり、事態は一変する。失意の彼を慰めたい、彼に新しい子供を与えたいと考えたアンジーはレオを誘惑した。その結果アンジーは妊娠するが、その直後彼女は屋敷から追い出された。誰の子かわからない子供を身ごもったと非難され、更に泥棒の汚名を着せられたまま…。

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発売日：1999.1
私的好み度：★★

フランキーは仕事の為に仕方なくサルディニアにやってきた。彼女は１１歳の頃父の故郷であるこの地に連れて来られ、そのまま祖父の元に置き去りにされ惨めな日々を送ったのだ。この地で出会ったサンティーノを愛し、１６歳で結婚したが、彼は彼女に触れようとせず寝室も別のまま。短い結婚生活は半年後フランキーがブロンドの女性と抱き合ったサンティーノを目撃した時に終わりを迎えたのだった。――あれから５年、約束の場所に着いた彼女の前に現れたのはサンティーノだった。彼は二人の結婚はまだ継続しており、この５年間彼女に多額の金銭援助をしてきたというが…。

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発売日：1999.7
私的好み度：★★

マクシーは父の賭け事による借金、そしてその返済の為にかなり年の離れた男性の愛人として過ごした数年間の所為で、モデルとしての評判も落ちてしまった。実際はリランドとの愛人関係は見せ掛けに過ぎなかったのに。しかも困窮する生活の唯一の頼みの綱だった名付け親の遺産を受取るには遺言に従って１年以内に結婚しなくてはならない。そんな時、リランドの甥アンゲロスが彼女の元を訪れ、自分の愛人になってくれと言ってきた。以前から彼女に惹かれていたのだと。彼があまりにも自分を低く見ている事に憤ったマクシーは「結婚相手にしか身体は許さない」と、彼を追い返したのだが…。